いつも手に取って読みたくなる本は、なぜか経営者が執筆しているものが多い気がする。
京セラの創業者である稲盛和夫さん。
経営者と聞くと、つい雲の上の特別な存在だと勝手に認識していたが、誰でも最初は一年生なんだと、親近感が沸いた。
「どうすれば経営というものがうまくいくのか」
それが見当もつかず、まずは人間として正しいことを正しく貫くことを徹底した姿は、
自分も見習うべきだと感じた。
「嘘をつかない」
「迷惑をかけない」
「正直」
「欲張らない」
など、人間として正しいと認識されているこれらの行いに、異論はない。
そんなこと当たり前だと唱える人もいるだろう。
しかし、当たり前のことを当たり前にできている人ってどのくらいいるのだろうか。
僕はまだ自信がない。
イチローは、当たり前のことを当たり前にやってきたから、イチローになれた。
稲盛さんも例外ではない。
一流の人ほど原理原則に従っていると感じた。
これらを抜きにして、実践や応用なんて、小手先で終わってしまうだろう。
逆に言えば、当たり前ができているかいないかで、
これから開花するか衰退するか既に決まっているのだと思う。
順調な時こそ、苦しかった時のことを思い出して、初心を思い出すようにしている。
それが僕にとって、原理原則から外れにくくするための方法だと気づいた。
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