少子高齢化について

消費税の記事に続き、今日は少子高齢化問題について考えていきます。社会情勢にきちんと目を向けることは、自分が今後どう生きるか?に直結すると思うからです。

イラストの赤ちゃんが少子高齢化の危機を感じているように、赤ちゃんの気持ちになって書いていこうと思いましゅ👶ww


少子化と高齢化の定義
少子化とは…
合計特殊出生数(15歳~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの)が、人口を維持するのに必要な水準を相当期間下回っている状況のこと。

高齢化とは…
65歳以上の人口の割合が増加していること。

対策の本質
厚生労働省と総務省のホームページから興味深い資料を見つけました。
65歳以上の人口は終戦後から右肩上がりです。人間は皆、生まれた瞬間から同じ時間軸で歳を重ねるので、高齢化は自然なことです。また、医療の進歩や日本の治安の良さから長生きできる人が増えてきたとも言えます。
なので、高齢化を食い止めることはできません。高齢化対策の本質は、今後も増えて行くお年寄りがどうすれば快適に過ごせるか?を考えることです。

逆に子供の数は、第一次ベビーブームから右肩下がりです。徐々に下がっているはものの、出生児数2.0前後で推移しています。
しかし、女性が一生涯で産む合計特殊出生数は直近で過去最低です。
ここから分かるのは、結婚すればだいたい二人の子供を産んでいるのに、子供の数が減っているのは、結婚しない人が増えたと言うこと。
少子化対策の本質は、結婚した人がたくさんの子供を産み育てるではなく、未婚率を下げることです。なので、「子育てしやすい環境作り」と言った類いの対策は、結婚後にフォーカスしたものであるため、少子化対策としては筋違いです。


集団から個人の時代へ
少子高齢化は食い止めるものではなく、それが進んだ先で我々が変化すべきなのではないかと思います。そうなる前提で行動すべきではないか。

高齢化で働き手が減少するのは避けられないが、僕はこれについては、人工知能やロボットである程度解決できると思っている。

同時に進む人口減少で、日本経済は縮小するとみられる。となると、会社や組織で大きくお金は動かなくなるので、1人1人が食っていけるだけの稼ぎがあれば良いことになる。これからは、集団ではなく、個が強くなる。

会社や組織はどんどん減るだろう。個人の力を磨くチャンス到来です!


個を強くしていくことで、自分で自分を守ることが当たり前の時代となり、例え社会保障制度が崩壊しても食って行けるようになるかもでしな👶

未婚率を下げるのは相当厳しい
少子化対策の結論は、未婚率を下げることにあるが、ではなぜ未婚率が増えたのか?僕は大きく3つあると思う。
①女性の社会進出
②収入格差
③昔より楽しいことが増えた

女性の社会進出については、政府の後押しもあり時代の流れでかなり進んだ。良くも悪くも少子化の原因の1つと言える。

結婚資金が足りないことや、収入への不安が原因となっていることは、厚生労働省のデータでも明らかになっている。もうこれは、日本の生産性を上げて給与水準を上げるしかない。

そして、ネットが普及して約20年がたち、調べれば何でも出てくるようになった。
こんなことやってみたい、ここに行きたい、これを買ってみたいなど、明らかに昔より視野が広がり、できること楽しいことへの好奇心が掻き立てられる時代になったと思う。それに加え、動画、音楽、VR、ゲームなど、家にいながら楽しめるものが格段に増えた。
その結果、結婚よりも自分のやりたいことを優先させる人が増えてきたのではないかと思う。

この3つを根底からひっくり返せば、子供は増えるだろうが、少子化の本質を理解した上では、不可能であることが見えてくる。


時代は繰り返すのか?
明治維新で導入された廃藩置県の逆で、もしかしたら地方分権体制で「廃県置藩」みたいになるかもしれない。僕の勝手な想像だが・・・(笑)
減少した人口は日本の各地に散らばり、少数のコミュニティが出来上がっていくのではないかと思う。
行政に頼らない(そもそも行政といった概念が消えてるかも)子供からお年寄りまで、それぞれの「個」が活躍するコミュニティの完成だ。
もはや地方移住は時代の最先端とも言える。


抗うことなく前へ進め
まとめとして、少子高齢化を問題視してするのではなく、グラフの通り人口が推移することを前提として、どう変化すればいいかを考えることが重要だ。

①個人のやりたいことを尊重する
②子供から高齢者まで個人で稼ぎやすい時代へシフト
③高齢者の負担を減らすロボットや人口知能(自動運転は間違いなく高齢者の事故を減らしてくれる)
④数少ない子供には人間国宝級の対応←

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