消費税について思うこと

消費税が10%になってから半年以上が経ち、どのような変化がありましたか?
日々の支払いで確かに税負担は増えましたが、僕はレシートを見て「ま、こんなもんかー」
と思う程度です…。レシートをちゃんと見ない時さえあります笑
慣れって恐ろしいですね😱

今回は、そんな僕みたいにいつもテキトーに払っている消費税について、自分なりに調べたことを書いていきます。

国の借金に騙されてはいけない
よくメディアで、「日本には莫大な借金があり、これを後世に残すのはマズイ!だから今こそ増税して社会福祉の財源にしよう!」

と言った文言は、誰もが一度は聞いたことがあると思います。間違った内容ではありませんが、そのまま受け止めてはダメですよー!

日本国には約1000兆円の借金があるのは事実ですが、どこから借金しているのかが大事なトコ。もとを辿れば「僕ら国民」なのです。国の借金とは政府の借金であり、その政府は銀行からお金を借りています。銀行に普段お金を預けているのは僕ら国民です。
なので、僕らは頑張って国の借金を返す債務者ではなく、債権者です。


分かりやすく言えば、一緒に住んでいる家族からお金を借りているようなもの。その家庭の中で、お金がグルグルしているだけで、近所の人や、消費者金融から借りている訳ではないですよね?

日本の借金は殆どが円建てであり、海外から借りている訳ではないところがポイントです。

増税は弱いものイジメ
増税分の使い道として、医療や介護があるが、新たに加わった使い道をみると、「幼児教育・保育の無償化」「高等教育の無償化」が挙げられる。
この2つはよく考えたら、低所得者向けの支援だと理解できる…😒

低所得者を支援するための増税なら、そもそも低所得者に増税を負担させるのはオカシイのでは?と思う。平等に負担する消費税は、弱い者イジメにしか見えず、筋が通らない。

広がる大企業と中小企業の格差
どのようにして格差が広がるのか、100万円の車を買うことを例に話していこう。
メーカーは100万円の車を作るために、下請けから40万円の部品を買う。この時、メーカーは税込みで44万円を下請けに払う。(消費税10%)
下請けはその内の4万円を消費税として税務署に納税し、40万の売上を得る。

今度は、下請けから仕入れた40万円の部品を使ってメーカーが車を作る。そしてそれを客に100万円で売り、客は税込みで110万円をメーカーに払う。
メーカーは、客からもらった10万円の消費税から、下請けに払った分の消費税4万円を引いた残り6万円を納税する。メーカーは60万円の売上を得る。

しかし、メーカーが海外に納品する場合、消費税は日本国の税制度のため、海外からは消費税を徴収することができない。そのため輸出免税制度により、下請けに支払った分の消費税が補助される。
輸出免税制度は、積極的に海外輸出ができない中小企業(下請)にとっては、全く関係のない制度。
さらに、メーカーは「増税分を安くしてほしい」と立場の弱い下請けに伝えることもあり、それを下請けが飲み込んでしまう。
すると下請けの売上は下がることになる。


消費税が上がると税収が下がる
日本の基幹税は、消費税、法人税、所得税であり、税収の大部分はこれらが占める。

増税のしわ寄せが下請けにいき、売上の落ちた企業が存在する。
企業が納める法人税は、売上に対して課せられるものなので、売上が下がれば国に入る法人税も下がる。
売上が下がった企業は、社員をリストラする。リストラすると所得を失い、所得がない人から所得税は取れないので、国に入る所得税も減る。
グラフは、財務省が公開している基幹税の税収推移。
消費増税があった1989年(3%)、1997年(5%)、2014年(8%)の翌年以降の法人税と所得税は減り、全体の税収が低下している。

じゃあ結局なんのために増税?
ここまで読むと増税してもいいことないじゃん!と思うこともあるだろう。
もちろん、増税分は必要な社会福祉などに使われているものもある。
しかしここからが日本の闇深いところ。政治家さんたちが一生懸命増税の意義を訴えるのは、ただの口実にすぎない。政治家は財務省の言いなりになっているだけ。
ラスボスは財務省なのである。

消費税を上げることは財務省にとって業務の一部であり、業務を遂行しているだけにすぎない。

そして財務官僚は退職後、大手企業に天下りすると言う。なので、天下り先の大手企業を潤しておく必要がある。
先程の税収グラフで、増税後に法人税が下がる理由はもう1つあって、増税と法人税の減税がセットで行われてきたから😱

消費増税の裏では、財務官僚と大手企業が得をしているって訳だ。

この話は正確な資料や情報があるわけではない。もちろん国は公表しないだろう。ただ、増税理由を調べると、ほぼこうした闇が浮き彫りになってくる😑

アフターコロナで今後も増税することは安易に予想できる。その時の口実はきっと、「コロナ対策で財政が非常に厳しい」だろう。
これはまやかしに過ぎない。そう言っておけば、国民が取り敢えず納得してくれるからね。

結果、僕の意見としては、社会や国民のための財源なら、消費税ではなく法人税から確保したらいいと思う。なので今後の増税には反対だ。

そして、消費税について調べたら日本の闇が見えた、でした。

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